肌が日焼けすると、色が黒くなったり皮がむけたりと見た目に影響が出るだけでなく、シミのもとになってしまうなど、日焼けすることがあまり良くないことだと知っている人は多いでしょう。
では、髪の毛や頭皮が日焼けするとどのような影響があるか知っていますか?
1つずつ見ていきましょう!
髪の毛のダメージが進む
メラニンという色素をご存じでしょうか?
メラニンには、紫外線から皮膚や頭部の細胞を守るという働きがあります。実は髪の毛の内側にもメラニンが存在しています。
じゃあ、髪の毛はメラニンに守られているから大丈夫!と安心してはいけません。
髪の毛の外側にはキューティクルがありますが、キューティクルにはメラニンが含まれていないため、紫外線のダメージを直にうけてしまうのです。
キューティクルがダメージをうけると髪の毛の手触りがゴワゴワしてしまうだけでなく、枝毛の原因にもなります。
ヘアカラーの色あせ
日差しを多く受ける夏は、カラーの退色が早いと思っている人も多いはず。
ヘアカラーの退色には、大きく2つの原因があります。
1つめはキューティクルの破壊です。
ヘアカラーはキューティクルを開き、色素を染み込ませる仕組みで髪の毛に色をいれていきます。先ほどお話しした通り、紫外線はキューティクルを破壊してしまうので、ヘアカラーの色素を流出させてしまうのです。
2つめはメラニン色素が分解されてしまうことです。
メラニンは髪の毛を守ってくれる役目を担っていますが、カラーをしている人はそもそも髪を染めていない人よりもメラニンが少ないです。さらに、紫外線によるダメージでメラニンはどんどん分解されてしまいます。
本来防ぐことができるはずの紫外線のダメージを受けてしまうため、カラーが退色しやすくなってしまうという訳ですね。
白髪や薄毛のリスクも!?
紫外線による影響は、髪の毛のダメージだけじゃありません!
紫外線を浴び続けてしまうと、白髪や薄毛のリスクがあることも覚えておきましょう。
白髪は何らかの原因でメラニン色素を生成できなくなることで発生します。紫外線を多く浴びてしまうと、メラニン色素を生成するメラノサイトにダメージを与えてしまうのです。
その結果、白髪が増えてしまうことにつながりかねません。
さらに紫外線は、頭皮に炎症を起こしてしまうことがあります。頭皮には、髪の毛のもととなる毛母細胞という細胞がありますが、紫外線の刺激を受けることで正常に機能しなくなります。そのため、新しい髪の毛が作れなくなってしまうのです。
結果として薄毛のリスクが高まってしまうということも…